周囲のざわめきや、デジタルから流れ込む情報など、“too much”なものから、ふっと一歩離れる。そんなとき、自分のまわりに立ち上がるプライベートな空気を「my bubble」と呼びます。
それは、自分の呼吸やペースを整え、「自分だけの空気とリズム」を取り戻すためのエアポケット。そこで見つかる心地よさのかたちは、人によってさまざまです。
このインタビューでは、自分らしい心地よさを知る人にフォーカス。日々のなかで、どのように「my bubble」をつくり、自分自身へと戻っているのかを聞きます。

第2回は、外資系企業で働きながら、通訳やMCとしても活動するYuriさん。仕事や情報、人とのつながりが重なる毎日のなかで、どのように自分のペースを取り戻しているのでしょうか。

Yuri

2000年生まれ、26歳。東京都出身。洋楽好きがこうじて、高校2年生で単身カナダへ留学。英語のスキルを磨いてきた。現在は、外資系企業の会社員をしながら、イベントや表彰式などで通訳やMCとしても活躍中。

Instagram: @yuri0120


Topic1. 情報に疲れたら「散歩」で気分転換

会社員として働きながら、通訳やMCとしても活動するYuriさん。仕事にも、日々の予定を立てるときにも、スマホから得る情報は欠かせません。まずは、デジタルの中で心が動く瞬間と、情報から少し離れたくなる瞬間について聞きました。

 ――スマホをながめていて、ワクワクするのはどんな情報ですか?

おでかけ情報ですね。花火大会のような季節のイベントを調べて予定を立てるのが楽しみです。人と会う口実になるんですよ(笑)。気心知れた友人と過ごす時間が私の癒やしです。

 ――逆に「見ていると頭が疲れてしまう」のはどんな情報でしょうか?

世界情勢のニュースです。通訳という仕事柄、ニュースをチェックするのが習慣なんですが、戦争で多くの命が失われ、傷つけられている現実を目にするたびに胸を痛めています。想像すればするほど残酷で、どれほど学んでも答えにたどりつくことができない複雑な問題。でもだからこそ、目をそらさずに考えつづけなければいけないと思っています。

 ――「スマホや情報から、少し距離を置きたい」と思う瞬間はありますか?

個性が失われるような情報を目にしたときです。「過度なダイエット方法」「スペ値」など、“こうじゃなきゃダメ”っていうボディイメージみたいなものは見ていて苦しくなります。他人の正解が必ずしも自分の正解ではない。もっと自由に考えていいのになって。

――あふれる情報にゆらぎそうなとき、どのように自分のペースを取り戻していますか?

散歩をします。専用のプレイリストで音楽やポッドキャストを聞きながら、何も考えない時間をつくるようにしています。向き合う景色を変えることは気分転換にもなりますし、気持ちをフラットに整えるのにも合っていると感じています。

Topic2. 自分を見失いそうになったら「ジャーナリング」が有効

情報との距離を整えていても、仕事で思うような結果が出なかったり、誰かの言葉に心が揺れたりすることはあります。複数の役割を行き来するYuriさんは、そんなとき、どのように向き合い、次へ進んでいるのでしょうか。

――会社員、通訳、MCとさまざまな活動のなかでも“ゆらぎ”を感じることはありますか?

仕事が思うようにいかなかったり、厳しいフィードバックを受けることがあると、どうしても弱気になって、自信をなくしてしまいます。そういうときは、ネガティブな情報がいつも以上に鋭く刺さってきます。

 ――落ち込んだときはどのように気持ちを立て直していますか?

まずは、とことん落ち込みます。そのときに、思ったことをざっくりと書き出す「ジャーナリング」をしています。きれいに書こうとせず、思いのままにアウトプットすることで気持ちが整理されます。

Yuriさん スキンケア
Topic3. ライフワークを「ゲーム」だと思えば、選択した道も楽しい

どんな未来を描くのか、それは自分らしさをうつす鏡でもあります。会社員、通訳、MCと役割を切り替えながら、働くうえで大切にしているのはどんなことでしょうか。

――3つの仕事に向き合ううえで意識していることはありますか?

考えすぎずにゲーム感覚で楽しむようにしています。通訳やMCの仕事は「サイドクエスト」だと思っていて。実際にゲームでも、別のミッションをクリアしないとメインの道を進めなかったりするじゃないですか?
それと同じで、メインの会社員の仕事を充実させるために、副業も頑張ってみる。それがどういう相乗効果を生むのか今はわかりませんが、どんな選択もつながっていると思うんです。将来的に、メインの仕事が入れ替わることもあるかもしれないですね。

Yuriさん スキンケア
Topic4. 腸活で身体にため込まない習慣をつくる

散歩で景色を変え、ジャーナリングで気持ちをアウトプットし、仕事はゲームのように軽やかに捉える。Yuriさんの話からは、負荷を抱え込まず、その時々の自分を整えながら前へ進む姿勢が見えてきました。では、忙しさやストレスが肌や身体に表れたときは、どのように向き合っているのでしょうか。

――忙しさやストレスが続いたとき、肌や体に変化を感じることはありますか??

かなりあると思います。もともと肌荒れしやすいタイプなんですが、ストレスがたまっているときや疲れているときは、いつも以上に不調を感じやすいかも。

――肌や体の変化を感じたとき、どんなことをしていますか?

最近腸活をはじめたらすごく肌の調子がよくて。深部体温に近い37.0℃前後のやさしい温度の白湯やお茶を飲むようにしています。そうすると、体が冷えにくいし、前よりも消化が良くなった気がしています。いつも友人が白湯を飲んでいるのが気になって調べてみたら、自分に合っていて心地よかったんです。気分をゆるめたいときにもおすすめです。

What's in Yuri’s Bubble?

――忙しい日常から少し離れ、自分らしい心地よさを取り戻す「my bubble」。あらためて、Yuriさんにとっての「my bubble」について、聞かせてください。

モヤモヤしていることをそのままにせず、前に進むための準備をする時間なのかもしれません。そうすることで、私の中心にある「現状に満足しない」という負けず嫌いな部分に正直であることができる気がします。スキンケアやダイエットも、一日で大きく変わるものではありません。だからこそ、小さなことでも、今の自分にできることを大切にしたい。

Photo_Wataru Kakuta(TRIVAL), Hair&Make-up_CoCo Osaki, Text_Kana Moriya, Edit_KNAX